フォトレタッチ教室
2017/02/18
教室のこと
3月11日のフォトレタッチの体験教室には、まだ3名の空席があります。
久しぶりに休日開催したので、ご都合があえば是非ご参加いただければと思います。
この教室は基礎の教室を受けた方限定とさせていただいていますが、理由はしっかりした写真を撮れないと、レタッチしてもよい写真が作れないからです。ベース作りは撮影時に、メイクアップをレタッチで行う感覚ですので、やはりベースをしっかりしたものにするのが大事というわけなのです。
レタッチの体験教室では、カメラではなく、パソコンを使います。ソフトはAdobeのPhotoshop ccを使用します。パソコンは持参していただいても結構ですし、教室会場ではWindows、Macそれぞれレンタル(有料で1,500円です。)があるので、ノートパソコンやソフトがない方でも安心して参加いただけます。みっちり5時間ノンストップでやっていきますが、それでもいつも時間が足りなくなるくらい、伝えるべきことはたくさんあります。
基礎教室の質問でも、よくカメラの液晶と、パソコンのモニターとプリンターの色が一致しないなどの意見を頂戴するので、その色あわせについてもお伝えしています。どんなにこだわっても、どんなにレタッチしてもそもそも自分のモニターの色がしっかりしていなかったら意味がありませんので、実はとっても大事なことでもあります。
レタッチについての教室をしようと思ったのは、シンプルに私自身がレタッチをしないで写真を載せるということがなく、それほどレタッチが大切だとも、欠かせないとも思っているからです。私のなかで「撮影」とはレタッチも含めたものでもあり、写真は撮るものでもあり、作るものでもあるとう意識は強くあります。昔は暗室でそのメイクアップをしていましたが、今はPC上でもっと細かなことができる。ある意味フイルム時代からやっていたことでもあるので「写真は撮ったままがいい」なんてことは微塵も思っていません。絵画でも空をピンクに描いたって、黄色にしたっていいように、自分の写真は自分らしく変えていっていいと思うのです。もちろん、合成に合成を重ねて、嘘をいってしまってはダメな場もありますけどね。この教室でやるレタッチとは、あくまで写真をグレードアップさせるものなので、そこは安心していただいてもいいと思います。
話は簡単で基本的なことから、すこし難しことまで色々お伝えしますが、パソコンが苦手という方をおいてきぼりにすることはしませんし、どちらかというと、わからない方にペースを合わせていきますのでご安心を。
レタッチするデータはこちらである程度用意していきますが、皆様にも撮影したデータをいくつか持ってきていただき、その日に習得した技術を使って最後は皆さん自身のデータで処理をしていただきます。
データはRAWデータというものを中心に扱っています。割と一般的につかわれているのはjpeg(Joint Photographic Experts Group)ですが、圧縮しないRAWを使うことで、一手間かかるようで、むしろ作業効率がよくなるレタッチの方法をお伝えしています。RAWにつていは、カメラの画像サイズを選ぶメニューのところで選択することができますが、それで撮ったデータを参加者の方には持ってきていただいています。
レタッチは必ずしなければならないものでもありませんが、うまく使えば自分のイメージした通りの写真が作れる役立つ技術です。時に厚化粧になったりもしますが、自分の目指す写真が薄化粧でかなうなら、それはそれでいいと思います。よく質問で、どこがゴールかわからないなんて意見をいただきますが、それはゴールを決めていないから起こることで、撮影の前にも、レタッチの前にも出来上がりはイメージしなければならないのは同じことだと思います。
最近はPhotoshopの方で、役立つ面白い機能も増えてきました。
写真のグレードをもう一つ上げてみたいと思うかたは是非この教室にいらしてください。
私の実体験をもとに、無駄なく、役立つ技術をご提供したいと思っています。
About Us
日本大学芸術学部卒業後、2003年に独立。広告、書籍、雑誌、web、などで撮影活動中。2011年に、フードフォト専門の写真教室「フェリカスピコ」を設立し、約4000人の受講者がいる。Apple Store表参道、渋谷ヒカリエのイベント内でのレッスンも。「マツコ&有吉の怒り新党」(テレビ朝日)、「Rの法則」(NHK)などメディア出演も多数。 > 料理専門の写真教室 フェリカスピコ