小さな世界-その1-
2021/07/13
カメラ
こんにちは。
料理写真教室フェリカスピコの佐藤です。
実にブログを書くのがお恥ずかしながら1年ぶりくらいなのですが、前回は第一回の緊急事態宣言時でした。もちろんその時は暇だったわけですが。
6月には解除され、そこからダムが決壊したかのごとく撮影が続きました。
そして、今年2021年の2月には監修した本が出版されました。
です。そう漫画なんです。そして、いままで2冊著者として料理写真の撮り方の本を出してきましたが、こんどはオールジャンル!制作にはおよそ2年くらいかけています。いつも愛用しているFUJIFILMさんにも多大なご協力をいただき、やっとの思いで完成しました。作中には佐藤先生で登場していますw
とまあ、料理写真で教室をやってきた私としては新しいチャレンジだったわけです。そして、制作の過程の中で新たな趣味が増えたんです。これは喜んでいいことなのですが。ある日、事務所近所の都立石神井公園へ著者で漫画家のシロシオさん、出版社の方とみんなで本の中の写真を撮りに撮影に出かけたんです。そしてその時に、その本の編集をしてくださった方に、「粘菌」というのがこの世にはあるんだということを教わりました。
そして、公園を散策していると「あ、これですよ!」と実際にその粘菌とやらを見せてくれたんですね。きのこでもないし、なんともいえないキモかわいさ。その時は、正直そうなんだ〜くらいに思っていたんですね。でも、実際にレンズを向けてみると、全然ピントが合わないし、いままで料理で使っていたマクロレンズでは大きく撮れな〜い。という壁にぶち当たりました。
基本的には写真を仕事にしていると、人物だったり、風景、料理、物撮り、スポーツ、時にペットなどなど、なんでも撮らねばならないのですが、その度に、やったことのないことをクリアしていくことが私は好きで。決して料理だけ撮っていたいわけではないのです。カメラマンとしてはもう20年くらいですかね。仕事でやっているのでそこそこ自身もあるし、こうして壁に当たることで突如としてカメラマン魂に火がついたんです。自分でも驚いていますが・・。
話は長くなりそうなので、いったんここらで区切りたいと思います。
この後どういう写真が撮れるようになったのか、また道具はどうしたのかだとかを綴れればと思います。
-つづく-
About Us
日本大学芸術学部卒業後、2003年に独立。広告、書籍、雑誌、web、などで撮影活動中。2011年に、フードフォト専門の写真教室「フェリカスピコ」を設立し、約4000人の受講者がいる。Apple Store表参道、渋谷ヒカリエのイベント内でのレッスンも。「マツコ&有吉の怒り新党」(テレビ朝日)、「Rの法則」(NHK)などメディア出演も多数。 > 料理専門の写真教室 フェリカスピコ