ユーザー車検

自分で車検

2019/03/27

日常のこと

2年に一度やってくる車検。

自家用車なら新車は初回が3年後、あとは2年に一度きまってやってきます。

そして、それなりにお金が出て行くし、私の車は3月に車検の時期になるので

もろもろ税金的な支払いがあったりと気が重くなるんです。

そして、うちのエスティマはもう11年以上乗っていて(17万km)、

エンジンのあたりからキリキリ音が聞こえて来ているのでもうそろそろ買い替えどきかなと思っております。

ただ、こっちが買おうかどうか悩んでいても、車検の時期は容赦なくやってくる。

ちょっと待ってと思っているけど延長する方法はありません。

エスティマはトヨタなので、いつも何も考えず当たり前のようにディーラーに出していました。

価格はなんやかんやでブレーキ関係など整備も含めて見積もりで10万くらい

実際は大体15万円くらいは払っていたと思います。

でも、もうすぐ手放すかもしれない車に15万とは・・・。

「もうちょっとどうにかならないものかな〜」と悩んでおりました。

ということで、まずはwebで検索!ですね。

最初は私の住まいの近くに安くやってくれるところあるのかな〜?

なんて思いでひたすらネットサーフィンをしていました。

あれやこれや見ていたら、おやどうやら「ユーザー車検」というものがあるんだということに気がつきます。

車検は陸運局の検査を受けて合格印をもらうのですが、ディーラーに頼んでも持ち主の代行をして通してくれおり

それを自分で持っていけばもっと安くなるよというものでした。

でも、そういうのって免許もそうだけど、自分でやろうとすると「すごい大変でしょ」って思うのですが

色々なブログを読んてみると、なんかとても簡単そうなのです。

では、自分でやってみるか!

とチャレンジ精神がふつふつと沸き起こり。

 

L_006

兎にも角にもまずは陸運局へ行ってみることに。

話によると陸運局の周りには色々と車検に関わるものがあるそうで

例えば自賠責保険なんかも陸運局の敷地を出てすぐのところにあるそうです。

他には予備検査場(テスター)というものがあり、陸運局で本番受験の前に車検が無事通るかテストをしてくれる民間の施設があります。ここでお墨付きをいただけば、車検は通るものと判断していいということなのでまずは、練馬区の陸運局の場所を調べて、車でぐるぐる周りを走って偵察しに行きました。練馬区の陸運局は陸上自衛隊駐屯地のすぐ側です。

行ってみると、本当に言う通り、テスターもあるし、自賠責の手続きをするところもすぐに見つかりました。

役所の周りで印鑑が売られていたり、法務局の周りに法律事務所が連なるようにあったり、そういう行政のやっていることにセットみたいにつくお商売があるんだなと感心しつつ、予備検査場で「すぐに出来るのか?」「いくらなのか?」尋ねてみることにしました。

「すみませーん」というと「はいはい入って〜」と促され「そうじゃなくて、初めてなんですけど、こういうところは予約とかいらないんですか?」と聞くと「うちはいらないよ!すぐ終わるよ!」と。

えー、じゃあ、仕事の合間にちょっと来ただけだったんだけど、これも勉強かなと「んじゃ、お願いしま〜す」と何もわからず入ってみました。車は乗ったまま、徐々に前に進んでライトをチェックされたり、下にローラーがついているところに車を進めてルームランナーのようにその場で走行してみたり、ブレーキをチェックされたり、なんだか早いだけあって慌ただしくとにかく言う通りに従っていました。時間は10分くらいだったと思います。検査している途中でお会計におばちゃんがやってきて、「4500円でーす」と。なんたるいい商売と思いつつ、でもこれで車検が通るなら安いかとも思いつつ、しっかり領収書もいただき検査終了です。

「初めてのことで何もわからないんですが、これで大丈夫なんですか?」と聞いてみると

「大丈夫だと思うよ。ダメだったらもう一度来て!お金払ってるから次は無料だよ」と。

ちょっと知らない世界でビクビクしていたのですが、とっても親切なおじさんでした。

最後に「陸運局って予約が必要なのですか?」と聞いてみたら、「そうだねー。でも空いてる時はやってくれるよ」と。

「おー。飛び込みもOKなのか」と、なるほど。

というところで、タイムアップ、私は撮影の打ち合わせがあるので、突然の予備検査を受けて一度その場を離れることにしました。それが朝の10時くらいの話です。

打ち合わせは、都内で行い、わりとすぐに終わったのでそのあと、帰宅し今度は陸運局に行ってみることにしました。

本当は予約を取りたかったのだけど、HPでの予約システムは昼の12時までで、打ち合わせの時間にかぶってしまったので

例の飛び込みで行ってみることにしました。

まあ、ダメなら仕方がない次に時間を見つけてまた行こう。という気軽な気持ちです。

必要なものは前に調べておいたのですが

・車検証

・自動車税納税証明書

・自賠責保険の証書

です。あとは書くべき書類があるのですが、そういうものは陸運局でもらえるみたいなので、その場で対処です。

とにかく、わからないことだらけなので、恥ずかしがらずに知らないことは「知りません」わからないことは「初めてなので教えてください」で行こうと決意。教室でも「大丈ばない人は教えてくださいね」と伝えてるだけあって、わからないことは恥ではないのです。

ではいざ陸運局へ出陣。

陸運局

少し広めの敷地ですが、建物にはA、B、Cと書いてありその近くに駐車場、さらに奥をみると車が検査を待っています。

ひとまず車を停めてから、わからないのでA棟から行ってみました。

受付がいっぱい合って、つなぎを着た人たちがいっぱい。

これは車の整備の方々ですね。私がトヨタにお願いしていた時のように代行しているひとたち。

みなさんとても手慣れた感じです。

大丈ばない私は受付で初めてである旨を伝えて「予約をしていないのですが今日はできるんですか?」と聞いてみました。

受付のおじさんがややぶっきらぼうに「あー、初めてなの?うーん、できるよ」と小声で本当はダメなんだぞ的に教えてくれます。

「ではお願いします!」と怯えずハキハキ答えて、必要な書類をやや雑に「ここと、ここに書いて!」と手渡されて、

後ろの記入台で記入例を参考にしながら書き埋めていきます。

何度か間違えては、赤ペンでチェックされて、「ここは違うよ!」とやはりつっけんどんに添削を受けます。

おじさんは少し怖いんですが、雑な感じがするだけで嫌な感じではないので「かしこまりまたー!」と素直にミスを修正。

三度目の正直でようやく合格じるしをいただき、次なるステージの指示を受けます。

次はB棟で印紙を買ってきて、それが終わったら陸運局の外で新しい自賠責保険の契約をして、また戻ってきて!

「はいっ!」

と、サササーっとまずはB棟に行き、印紙をお願いしまーす。

印紙

こんな印紙あったんだ!?

私の車検は新規ではなく継続車検なので、それを伝えてさきほど添削してもらった用紙を見せると「はーい」と素早く対応してくれました。ここで払ったのは検査手数料と自動車重量税の34,600円です。自動車税と自動車重量税って何が違うんだと心でぶつくさ文句を言いながら仕方なく支払います。

自賠責

終わったら、すぐに陸運局の外にある民間のお店で自賠責保険の手続きをします。

自賠責

ここも用紙を出せば手際よくやってくれます。こちらは25,830円でした。

というところまでやって再度、A棟へ戻り、全部できましたーと資料一式を提出。

「あとは14時半から始まる検査を受けてねー。その前に初めてならどうやってやるのか必ず見学してください」と言い渡されました。

いよいよ本番です。

まずは見学ということで、車検場らしき倉庫のようなところへ行き、初めてで慣れてないことを伝えて見学させてもらいました。働く人も私みたいな慣れていない人間が来るのに慣れていないみたいな感じで対応してくれます。

しばらく何台か作業をしている様子をじっくり見て「もう言う通りにするしかないな」と諦めて自分の車のエンジンをかけて私もとうとう車検場に向かうことにしました。作業工程は3つほどでうまくいけば結構あっさり終わります。

でもこの日は混んでいたみたいで、並び始めたら順番がくるまで30分くらい待ちました。
慣れていない人がならぶレーンがあるので、そこで待機。

車検場

待機している列の一番前に行ったら、係りの方にボンネットを開けるように言われました。
他、ワイパーがしっかり動くかやウィンドウウォッシャー液がちゃんと出るか、ブレーキランプなどを素早くチェックされます。

それが終わったら、ようやく屋根のある建屋に本番の本番!

まずは、テスターでもやった下にローラーがついているレーンへ進み、ブレーキなどをチェックしながら、ついでにロボットがハイビーム、ローのライトをチェックしてくれます。一度に色々やらねばならないので、混乱すること間違いないのですが、係の方がつきっきりで教えてくれるので安心です。

「緊張しますよね〜。僕も初めての時はドキドキでした〜」

優しい言葉に、私女だったら惚れますわ〜(笑)

そして、それが終わったら、排気ガスのチェック。

何かを測定する棒をマフラーの中につっこみます。これは楽勝。

そして、最後に下に穴があいているレーンに移動。ここは下に落ちたら一大事なので、用心してハンドルまっすぐでゆっくり直進です。

車下に人がいて、叩いたり、揺らしたりされて何をチェックしてくれています。

とまあ、時間でいえば15分もかからないくらいかな。並ぶのに一番時間がかかって、車検そのものはあっという間でした。

終了後はまたA棟に戻って、終わった旨を報告。

受付で車検証と、フロントガラスに貼るシールをもらっておしまいでした。

なんてことでしょう。

心配していた車検。一日で終わってしまいました。

ディーラーに出した時には、1日預けて代車まで借りてなにやら大げさだったのに、自分でやったらあっけないものです。

お値段的には2年前の車検が約15万、今回が約6万円で9万円の差があり、もう車を手放そうとしていた私にとっては正直、大助かりでした!!

ただ、だからといって毎度セルフでユーザー車検をすることがベストなのか?といえば

15万は15万なりの細かいチェックもしていてくれていると思うし、だからこそ11年も乗れたというのもあると思います。

なので次回からは1回おきくらいのペースでやってみようかなと思いました。
ユーザー車検。車好きなら当たり前の話かもしれませんが、私はそれほど車好きではなく移動の手段として見ているので

自分で車検を通すことができるのは新鮮でした。

やるやらない、自己判断になりますが、検査をしているだけで決して悪いことをしているわけではないので、私は今後もやってみようかと思いました。今回のブログは次回自分が見直すためのものにもなりますしね。

 

About Us

日本大学芸術学部卒業後、2003年に独立。広告、書籍、雑誌、web、などで撮影活動中。2011年に、フードフォト専門の写真教室「フェリカスピコ」を設立し、約4000人の受講者がいる。

Apple Store表参道、渋谷ヒカリエのイベント内でのレッスンも。「マツコ&有吉の怒り新党」(テレビ朝日)、「Rの法則」(NHK)などメディア出演も多数。
> 料理専門の写真教室 フェリカスピコ

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