検証してみた!
2018/09/25
技術
今週末は神楽坂で「自然光で撮影する基礎教室」と「盛り付けのスタイリング教室」が開催されます。
「自然光で撮影する基礎教室」ではフェリカスピコの代表のカメラマン佐藤が間違いなく料理を美味しそうに撮るためのロジックと技術をみっちりお伝えする教室です。そして、「盛り付けのスタイリング教室」はプロのフードコーディネーターの渡邊美穂さんが料理を盛り付け、コーディネートする際の秘技をここだけの話として見せてくれる教室です。
で、実はその渡邊先生の教室を横で聞いている身としてすごく気になっていることがあったのですが、今日、ようやくそれを実行してみました。上の写真は私が2012年に出した「もっとおいしく撮れる!お料理写真10のコツ」です。なつかしい!もう6年前になりますが、まだ教室としても2年目と開いて間もないころに実際に受講してくださった編集者の方が「本を出しませんか?」とお声がけいただいて実現したものでした。初めての本ともあり、ほぼ廃人になりながら原稿を書く毎日でしたが、その年の夏にこの本の中の写真を数日かけて撮影しておりました。そして、中日にこの本の表紙の撮影があり、いまでも忘れぬ予想もしないことが起きました。
というのは、当時パンケーキが流行っていたので、それを表紙にという思いはあったのですが、キラリと光るはちみつを撮りたい!とたっぷりかけてみるものの、上の写真のようにちょっと時間が経つとしみこむわしみこむわで、全然撮影がうまくいかなったのです。何枚も何枚も焼いて、はちみつの粘土も変えてみたり、気軽にはちみつダラリって言ったけど、めちゃくちゃ難しいかったとうのが本音でした。でも、そんなしみ込むはちみつを、しみ込まないようにする技術を「盛り付けの教室」では教えてくれていたのです。いつも「へーー!」と思っていつつ、本のことを思い出しては実行はしていなかったのですが、ふとした気持ちでそれを今日やってみようかなと6年前のリベンジをしてみました。結果は。
まじか。こんなに違うものなのかと正直仰天しました。
聞いただけの私でもすぐにできてしまいました。
フードの世界は時に(時にですよ)食べ物が食べれなくなってしまうくらい、色々なことをしていくのですが、このテクニックについても同様にそんなところがあります。理想と現実は違うことはよくあるし、仕事の場合はそれを理想通りに絵作りしていかねばならず、時にはそういうことをしているのかというのも理解でき柔軟に考えることができるようになりました。これについては普段のランチでやったら総スカンになるので絶対によした方がよいのですが、仕事ということならば知って損はないと思います。
レッスンは4時間あり、しみ込まないハチミツ以外のことについても色々なテクを教えてくれます。
もちろんちゃんと食べられるコーディネート技術もいっぱいありますよ。
こちらで用意している技術もありますが、皆さんが謎だと思っていること、あの時チャレンジしたけどできなかったことなども、投げかけていただければほぼ解決するかと思います。
これまでもたくさんの質問が飛び交ってきましたが、渡邊さんが答えられなかったところを私はみたことがない。
というのもこの道数十年。様々な修羅場をくぐり抜いてきたからだと思います。
当教室でいちばんのベテラン職人のレッスンへぜひいらしてください。
百聞は一見にしかずですよ。
About Us
日本大学芸術学部卒業後、2003年に独立。広告、書籍、雑誌、web、などで撮影活動中。2011年に、フードフォト専門の写真教室「フェリカスピコ」を設立し、約4000人の受講者がいる。Apple Store表参道、渋谷ヒカリエのイベント内でのレッスンも。「マツコ&有吉の怒り新党」(テレビ朝日)、「Rの法則」(NHK)などメディア出演も多数。 > 料理専門の写真教室 フェリカスピコ