【フォトボードペイント教室@東京】 後編
2018/08/18
お知らせ
さて前回の続きです。
東京開催のフォトボードペイント教室。
前編でお伝えしていたタカラ塗料さんのペンキはこんな感じのボトルです。おしゃれで何だか食べられちゃいそうですが、それもそのはず色の名前が食べ物の名前になっているものがあるんですって。左からの2番目のはEgg plantって書いてあるのでナスですね。他にもミントシャーベットとか、ビスケットなんてのもあります。
色を重ねていくうちに、何が正解なのかわからなくて不安に陥るものですが、大浦先生曰く「正解はないんです」って。確かに見れば全員同じものを作っているつもりが同じものは何一つありません。大事なのはそれをどう使いたいかということを想像しながら作ること。ここにお皿が乗ったときにどう写したいのかをイメージしていくことが大事なんですね。これも写真撮影と同じことですね。十人十色、同じ場所にいても同じ写真は撮れません。正解は自分が納得した時です。
本当に迷った時には「せんせー」と大浦さんに来ていただきます。でも先生は決して否定しません。いい感じだけどもう少し大胆にとか、こうしてみたらどうですかとか、先へ進むポジティブな提案をしてくれます。
出来上がりのイメージになるボードは会場に並べて置いていたので、それをちらりと見てお手本にしつつ進めていきます。でも思うのはやっぱりプロはプロだなと、作業をしている手をみていても迷いがないペイントに感動しっぱなしです。
塗るというより、叩く感じで少しずつ色を乗せていく。今回は刷毛は使わず、このスポンジをたくさん使いました。他にも布の切れ端をつかってみたり、霧吹きだったりと意外な道具がでてくるところもワクワクします。
乾いていないペンキは、ドライヤーで乾燥させていきます。意外にすぐに乾くというのも、作業がスムーズになるのでありがたい。そしてさすがにドライヤーも年季入ってますねー。
はい完成!最後は大浦先生のチェックを受けて、自分が納得したらOKです。撮影している現場を思い浮かべて、ご自身のボードの上に器や料理が乗っていることをイメージ。早く試したくなりますね。
ちょっと荷物はおおくなりますが、みなさんにはカメラを持ってきていただきました。今回はあらかじめ作っていただいた大浦先生のボードを使用して、事前にスタイリストの小坂桂さんにスタイリングをしていただきました。ボードの種類に合わせて5種類のモチーフを組んで撮影していただきました。撮影技術はみなさんすでにフェリカスピコに何度も来ていただいているので、しっかり身についていました。ボードがあれば写真も映えますが、それも撮影技術があってこそです。
ボードーの使用例になります。こういうかわいいスタイリングを素早くやってくださるのも、さすがプロフェッショナル。小坂先生のスタリング教室は今月8/25に神楽坂で開催します。こちらはすでに満席になっておりますが、午前中の私がお話する基礎の教室にはまだ空きがあるので、まだいらしてなければ、年内のボード作り第二弾に合わせてぜひ、それを活かすための撮影術を覚えにいらしてください。
最後はパシャり。みなさん、ご協力いただきありがとうございました。自分たちのオリジナルボードもできて表情もすっきりです。ここで覚えたこと、できれば忘れないうちにご自身でもチャレンジしてみると技術が身につくと思います。どんなボードが欲しいのか、料理本や、web、街中などで探してみるのも面白いですね!!
About Us
日本大学芸術学部卒業後、2003年に独立。広告、書籍、雑誌、web、などで撮影活動中。2011年に、フードフォト専門の写真教室「フェリカスピコ」を設立し、約4000人の受講者がいる。Apple Store表参道、渋谷ヒカリエのイベント内でのレッスンも。「マツコ&有吉の怒り新党」(テレビ朝日)、「Rの法則」(NHK)などメディア出演も多数。 > 料理専門の写真教室 フェリカスピコ