CP＋2018 セミナー登壇編

年に一度の写真業界の展示会CP＋に行って参りました。

写真業界にはPHOTONEXTという別のイベントがありますが、こちらは写真館をはじめとしたプロ向けのもの、CP＋は一般に幅広く開かれたもので、どちらかというと一般的にはCP＋の方がメジャーだと思います。出展社にはCanon、FUJIFILIM、Nikon、OLYMPUS、Panasonic、RICOH、SONYなどなど各カメラメーカーの他にも、レンズや望遠鏡など光学メーカーや、ストロボメーカー、カメラ周りのグッズを扱う企業まで年々参加企業も増えており展示会としては業界では最大規模ではないでしょうか。まだ行ったことがないという方は、事前予約をすれば無料なのでぜひ来年以降足を運んでみてください。

会場のパシフィコ横浜

駅でいうと「みなとみらい」でここ数年こちらで行われており、実は我が家からだと副都心線で一本なので、遠いけどのりかえも楽チンでありがたかったです。入り口に行ってみると・・

オープン前の10時だというのにすでにこの行列

来場者も増加傾向にあるようで昨年2017年は6万人を超えていました。実はそんな展示会に今年は行くだけでなく光栄なことにCP＋に出展されている「銀一株式会社」でセミナーもさせていただきました。本来は2日間ということだったのですが、私の都合で事前に出張が入っておりやむなく1日でお引き受けし、最終日の3月4日に登壇させていただきました。

今回のテーマはLED

実はCP＋で登壇するのは初めてのこと。写真好きなら誰もが知っているイベントですから、お声がけいただいたときはとても嬉しかったです。しかも、銀一さんは私が一番信頼しているショップで機材購入で悩んだとき、わからないことがあったときには豊富な商品知識で何度も助けていただいています。また多くのプロが行き来するお店なので、そういう意味では他のプロがどうしてその道具を選択しているのかなども全て分かった上でのアドバイスなので間違いないのです。私の著書「おいしいかわいい料理写真の撮り方」のなかでもお店紹介はさせていただき、今回はそんな大好きな銀一さんからお声がけをいただけたとのこと、本当にありがたいことでした。

結構真剣。というか必死でした。

セミナー中の写真はKenkoTokinaのブースで登壇されていたカメラマンの椎名トモミさんと、私のライティング講座でお手伝いをしていただいているカメラマンの近藤晶子さんが撮って、あとでメールでくださいました。持つべきは友、普段カメラマンは一人で行動することが多いのですが、こういうときに助け合えるというにも日頃の繋がりと喜びを感じます。お二人とも本当にありがとうございました。

今回こちらでは039というLEDライトとそれにまつわる道具達を紹介しました。このLEDなかなかのものでして、結構注目すべき点がいっぱいあります。まずスマホでON/OFF、調光ができます。そして、LEDで60W(3750ルーメン)と大変明るく、自然な色合いの度合いを示す演色性も95raと大変優れており、にもかかわらず価格も12,000円くらいと懐に優しい逸品です。こういうものは出どころがよくわからないアジアの製品が多く、買っても保証の心配があったりしますが、こちらを扱っている会社は日本の企業なのでそのあたりのフォローも安心できるところです。教室ではいままで色々な照明を紹介していますが、良いものがでてきたら、それを購入し撮影もしてみてOKなら新たなラインナップにいれることもあります。この039については、色々な使い方ができこれからグレッドアップしていくのも楽しみになので、早速3月末と4月の大阪と東京のライティング教室で取り入れたいと思います。

3人でCP＋を堪能

セミナーは45分くらいのものでしたので、その後はCP＋を純粋に楽しみました。写真に写るのは左からカメラマンで日大芸術学部同期の酒井恭伸くん。真ん中はフォトスタイリングボードの制作会社の社長大野さん、そして私。酒井くんとはもう20年くらいの付き合いで大学入学当初から一緒につるんで遊んでおりました。その後は大手の広告写真の会社に勤めて、フリーになり今は広告を中心に写真もムービーもできる両刀使いで、私も色々困ったときにはアドバイスを受けています。大野さんは以前ブログでも紹介しているタカラ塗料という大阪の塗料メーカーさんで代表をされていて、翌日は幕張メッセで行われるFOODEX JAPAN 2018という食の展示会に一緒にブースを出して参加するので前日にお会いしたというわけです。みんな、それぞれの活動をしているようで繋がっていますね。

CP＋の感想については、後編で改めて書こうかと思います。

今度は私の偏見的な目線でみた注目の機材について、お楽しみに(笑)。