盛り付けをテーマにしたスタイリング教室

フードスタイリング -盛り付け編-

2017/02/27

教室のこと

料理写真教室フェリカスピコの佐藤です。

フェリカスピコは写真教室ではありますが、数年前より料理写真のためのスタイリングの教室を月に一度のペースで開催しておりました。スタイリングというと、食器選びなのか?という印象もあるかと思いますが、それにとどまらず、その選んだ器に料理を盛り付けることもスタイリストさんのお仕事なのです。

講師は初登壇の渡邊美穂さん。この道30年。超ベテランの大先輩です。

講師は初登壇の渡邊美穂さん。この道30年。超ベテランの大先輩です。

 

そんなわけで、今年からはテーマを3つに分けて、「器などの置き方や選び方」、「盛り付け」、「和食」と内容を充実させることにしました。写真の教室なのに、どんどん違う方向に行っているのは気にしないでください(笑)。私自身カメラマンとしてレシピ本などで撮影する時には絶対に料理のスタイリストさんはいるものですし、その技術があるからこそ、質の高い写真が生まれているというのは常々実感しているので、これは料理の写真を学ぶ上では必要なことだと思うのです。

渡邊さんが実際に使っている道具を拝見させていただきました。スープの具材を浮かすには?

渡邊さんが実際に使っている道具を拝見させていただきました。スープの具材を浮かすには?

 

で、先日の2月25日は新たに「盛り付け」をテーマにしたスタイリングの教室を行いました。講師はベテランスタイリストの渡邊美穂さん。しきりに「原 由子ではありません」と言っておりましたが、みんなは突然のボケに「えっ?」って顔して、私は一人爆笑しておりました。確かに似てるし。。渡邊さんとは8年前にあるタレントさんのレシピ本でお仕事をご一緒したのが、お会いするきっかけでした。その後、雑誌や調理器具のパッケージ撮影でもお仕事をし、昨年はタレントの中村明花さんの「夫婦のきずなごはん」(KADOKAWA)という書籍の撮影でご一緒しました。

今回盛り付けということで教室の備品として盛り箸を購入しました。一本どなたか持って帰ってしまったようなのですが、気がつかれたら是非ご郵送ください。

今回盛り付けということで教室の備品として盛り箸を購入しました。オススメのお店もご紹介します。

 

今回は、盛り付ける時の道具の説明から、盛り付けの話、デモストレーション、参加者の実技という流れでレッスンを行いました。普段、講師をしていない渡邊さん。やや緊張気味の様子でしたがやっぱり「へ〜」っていう技術がいっぱいありました。スタイリストさんもたくさんいるけれど、技術は十人十色。それぞれ違うものですね。技術だけではなく、どれだけ料理を見ているのか、料理がどうあって欲しいのかというメンタルの面を言った時には、「あ、撮影も一緒だな〜」と感じました。私も構図を決める時など、料理のどこか一番美味しそうな部分で、この料理を作った人はどこを一番見て欲しいのだろうかということを考えますが、その考えがあっての技術なんですね。渡邊さん教室は次回は5月。是非いらしていただければと思います。

「ハンバーーーグ!」。みよこのハンバーグ!同じ材料なのにみんな盛り付けが違うんです。

「ハンバーーーグ!」。圧巻!同じ材料なのにみんな盛り付けが違うんです。

 

実技では、渡邊さんが用意してくださった食材で実際に参加された方々に盛り付けをしていただきました。今回は平らな盛り付けになりがちなハンバーグと、高く盛り付ける水菜。ちょっとテーマをわけています。上記の写真はみなさんに盛り付けていただいたハンバーグですが、ひとつも同じものはありません。正解はないので、盛り付け方は自由です。かなり個性がでますね。

シンプルな食材ですがこれも少しずつ違いがあります。

シンプルな食材ですがこれも少しずつ違いがあります。

 

次に水菜。これも色合いや盛り方がそれぞれ違いますね。渡邊さんがレッスン中に言っていたことをここで実現させている方もいらっしゃいましたー。

さて来月は和食のスタイリングになります。

明日は現在作っていただいているテキストの撮影でスタイリストさんのアトリエにお邪魔します。とっても素敵なところなので、そこの様子も今度写真撮ってお見せできるようにしますね〜。

 

 

About Us

日本大学芸術学部卒業後、2003年に独立。広告、書籍、雑誌、web、などで撮影活動中。2011年に、フードフォト専門の写真教室「フェリカスピコ」を設立し、約4000人の受講者がいる。

Apple Store表参道、渋谷ヒカリエのイベント内でのレッスンも。「マツコ&有吉の怒り新党」(テレビ朝日)、「Rの法則」(NHK)などメディア出演も多数。
> 料理専門の写真教室 フェリカスピコ

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