料理写真教室フェリカスピコの誕生

こんにちは、料理写真教室フェリカスピコの佐藤です。

私は、2011年に料理写真教室フェリカスピコを立ち上げました。

ブログを始めたばかりですので、まずは、この教室を立ち上げたきっかけについてお話しします。

私の本業はカメラマンですが、20代から30代前半は雑誌を中心に撮影業を営んでおりました。

その中で、写真教室につながった仕事が雑誌Hanakoでした。

2009年ころから取材で訪れるレストランで「どうしたら美味しそうに料理の写真が撮れるのですか？」という質問をほうぼうの取材先で聞かれるようになりました。レストランとしては、メニューの写真をプロに頼まず(コストをかけず)、自分たちで美味しそうに撮影し、お店のHPや、ブログ、グルメサイト、グルメ情報誌などに掲載したいという思いがあり、そういった質問をされていたという訳があります。

私は、特に手の内を明かしたくないという思いもなく、取材でお世話になっているのだからなんとか答えたいという気持ちでいたのですが、なんせ取材中に聞かれるもので、答えるのに十分な時間もなく、しっかりしたことを返すことができおりませんでした。

でも、その質問は止むこともなく、年中のように同じような質問をされ、「だったら自分でしっかり場所と時間を設けて料理に特化した写真技術を伝えよう」という思いになり、2011年の夏に料理写真教室フェリカスピコを立ち上げたのでした。

教室の名前の由来は、妻の妹のメールアドレスです。ある日、教室名を考えようと一生懸命頭をひねっていたのですが、なかなか思い浮かばず、ふと見たメールアドレスの「felica spico」という文字を見て、「これどういう意味？」と聞いたところ、エスペラント語という言語で「幸せ スパイス」という意味だということを知りました。教室で料理の写真を習うことが、来た方にとっては全てになるのではなく、多くの方がやっていることの手助けになればという思いと合致して、それを頂戴することにしたのでした。

教室を始めて早5年以上。現在までに約4000名の方には写真技術をお伝えしているかと思います。立ち上げた先に何があったのか、また、改めて詳しく書きたいと思います。