フォトデザインボード制作現場
2017/11/21
教室のこと
10月のこと今年最後の関西での教室をいたしました。
初日は奈良のMOCO `a tableさんで教室1周年記念☆SPECIALイベントを行い、そのあとこちらのmoco先生と、日頃仲良くしていただいているこれまた奈良の教室kuropanさんの黒木先生と一緒に常々このブログでも紹介しているフォトデザインボードを作っているタカラ塗料さんに潜入してきましたー。
こちらの社長の大野さんは3代目でお爺様の時から塗料を作られているそうです。
その社屋を今の代の大野さんが改装し、お洒落にされたのだとか。
従業員の方はほとんど女性で、腕のある職人さんがたくさんいらっしゃいました。
ラベルにもこだわりがあり、すべてオリジナルでかわいく仕上げています。
なんとなく部屋においてあってもそれだけでインテリアの一部になりそうです。
大野社長曰く、雇用で心配したことがなく、募集すれば遠くかでも入社を希望される方が多くそれだけ素敵な職場であるということが伝わっているということですよね。私も今の仕事を選んでいなかったらぜひ働いてみたいクリエイティブな現場でした。
これを見れたのはラッキー。レンガを貼ったり、組んだりしているのではなく、レンガを塗りで作っています。コツコツコツコツ、一つずつ削っていく作業は地道ですが、しっかりしたできあたりを目指すと黙々と取り組めそう。自分もこんな技術が欲しいなとじっと眺めてしまいました。この白いレンガはその後、赤いレンガに変身しておりました。
一枚の板ですが、使い込まれた作業の跡がすでに作品のようになっています。これも売って欲しい!!
色々なサンプルがあり、それぞれペンキを塗って作ったとは思えないクオリティーでした。錆をつくったり、レンガになっていたり、金属っぽく作ったり、タカラ塗料さんのお客様には車を塗る方もたくさんいらっしゃるそうです。
私もこんな事務所が欲しい!写真を撮る意欲が増すような力を持っています。
今回目的だったのが、大野社長とお話しをすることでもあったのですが、その他に実際にフォトデザインボードを作っている現場を拝見したかったのです。
一枚一枚手作りです。とても素人には真似できないのではありますが、だからこそ手に入れる価値がありますね。量産できるものでないからこそ、それぞれに個性が出てきます。現に同じ名前のボードでも私が持っているものと、他の方が持っているものでは表情が少しずつ違い、どちらも素敵です。今回現場を見れたことは本当に幸運でした。
テレレレテッテッテ〜♪「佐藤はレベルが上がった」。なんだかドラクエの武器屋の道具みたいなドライヤーですが、これもペンキで金属加工しているのだとか。これは職人さんの遊びごころですね。お仕事を楽しんでおられるのが節々から伝わってきます。
この乾燥棚も自作だそうです。なんでも作れてしまうのは羨ましいですね〜。
私もDIYは好きなので、見習うこといっぱい、しばらく修行をさせていただきたいのですが、大野社長いかがでしょうか?こちらのタカラ塗料さんではワークショップも行っているそうで、来年はフェリカスピコでも大阪限定でワークショップイベントをお願いできればと思っております!また新たしい教室が生まれそう!最後の大阪もワクワクがいっぱいでした。お忙しいなか時間をさいていただいた大野社長や社員のみなさまへ感謝申し上げます。ありがとうございました。
About Us
日本大学芸術学部卒業後、2003年に独立。広告、書籍、雑誌、web、などで撮影活動中。2011年に、フードフォト専門の写真教室「フェリカスピコ」を設立し、約4000人の受講者がいる。Apple Store表参道、渋谷ヒカリエのイベント内でのレッスンも。「マツコ&有吉の怒り新党」(テレビ朝日)、「Rの法則」(NHK)などメディア出演も多数。 > 料理専門の写真教室 フェリカスピコ